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こころ~夏目漱石~は名作でした。

先日 「こころ」は本当に名作か 小谷野敦著を読みまして 夏目漱石のこころを読みたくなりました。小谷野敦という人は結構ひねくれもんらしいですけど(著書紹介の写真がたばこくわえてるし)けっこう興味深く読んでいきましたが”手塚治虫より永井豪が上”という一文を見つけてから、手塚治虫という私の領域に入ってしまったのがために懐疑の目で残りを読むようになりました。手塚漫画はおかまっぽいとかいってますけど手塚漫画の何を読んだのでしょうか?ブラックジャックのどこが火の鳥のどこがおかまっぽいのでしょうかね。あーだめだめ、手塚の話になると止まらなくなるのでまた別の機会にスレッドを立てます。
話を元に戻し、恥ずかしながら夏目漱石は猫と坊っちゃんしか記憶がございません。でもこころは教科書の定番なので抜粋で読んだかもしれませんが記憶にありません。基本的に小説は好きではないのであまり読みません。特に最近は新書のたぐいしか読まないのでこころは極めて新鮮な気持ちで読めました。 久々に文学と言える名作を読みまして大変感銘を受けました。まず目に引くのが日本語の巧みな表現、言いまわしです。素晴らしいです。素人が書く新書とは全然違います。当たり前ですが。明らかに一線をかきます。これぞ文豪または名作といわれるゆえんですね。文学音痴の私にも違いが分かりました。
さて こころの内容もすばらしく、漱石の巧妙な言葉によって人の心の内を明細に描き出してます。これは映画か漫画でも表現することは難しいでしょう。この本の読者としての最適年齢は大学生ではないでしょうか?同じ主人公が大学生でもあるし親と学生の関係も巧みに表現されていて共感するものが多いのではとおもいます。

しかしただ一点、批判するものがあるとすれば脚本ではないかとおもいます。私は超文学素人なので小説の読み方というものを知りません。何がいい小説であるか悪い小説であるか基準は何なんでしょうね。難しいボキャブラリーを駆使したものが格が上なのか、涙を流すような読者の心の変動が大きければよいのか、脚本がしっかり組み立てられてるのが名作なのか、それとも文学の普遍的価値はなく読者がたまたまはまった(主観的におもしろいと思ったもの)ものがいいのか。

 例えば この”こころ”に関して
① 先生が赤の他人である私に心を打ち明けたのはなぜか とか
② Kはなぜ○○したのか また先生もなぜ○○したのか。(こころの内容がネタバレするので○○にしました。初読の人に対して楽しみを奪うことになるので)
③ 私も意外な展開である○○したことに疑問、不愉快さを多少感じます。小説といえども○○を容認するということになりはしないか。小谷野敦様のご批判も脚本の不備を指摘しておられます。

映画に関していうなら映画の善し悪しは脚本がすべてだと思うんです。たとえ俳優がイケメンであろうと演技がうまかろうが、またいくらCG(コンピュータグラフィック)を駆使して映像を派手にしたり、爆発やピストルをどんぱちどんぱちさせても脚本がだめだと全然おもしろくない。フィクションには違いないんですけど論理的に構築された現実味に近い脚本でないとなかなか話の中に没入することができません。

最後にもう一度いいますけど こころは名作でした。
ちなみに子供にはねこ、坊っちゃんから読ませましょう。


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